沖縄そば

沖縄そばの100g当たりのカロリーと多い栄養を掲載しています。

・沖縄そばの生…284kcal
・沖縄そばのゆで…147kcal
・干し沖縄そばの乾…351kcal
・干し沖縄そばのゆで…148kcal



多いビタミンとミネラル…含有量(所要量に対する割合)
 ※所要量は18~69歳の男女の平均値で計算


沖縄そばの生

パントテン酸…0.63mg(12.1%)

銅…0.18mg(22.5%)
マンガン…0.69mg(18.4%)
マグネシウム…50mg(15.6%)
カリウム…340mg(15.1%)
亜鉛…1.1mg(10.5%)


沖縄そばのゆで

銅…0.1mg(12.5%)


干し沖縄そばの乾

鉄分…1.5mg(16.6%)
銅…0.11mg(13.8%)
リン…100mg(10.5%)
マンガン…0.38mg(10.1%)


干し沖縄そばのゆで

なし



たんぱく質の含有量は沖縄そばの生で9.2g(所要量の16.7%)、沖縄そばのゆでで5.2g(所要量の9.5%)、干し沖縄そばの乾で12g(所要量の21.8%)、干し沖縄そばのゆでで5.2g(所要量の9.5%)です。

食物繊維の含有量は沖縄そばの生で2.1g(所要量の11.7%)、沖縄そばのゆでで1.5g(所要量の8.3%)、干し沖縄そばの乾で2.1g(所要量の11.7%)、干し沖縄そばのゆでで1.5g(所要量の8.3%)です。


沖縄そばは中華麺と同じ製法の麺であり、中華麺に似た沖縄独特の中華麺です。

沖縄そばの原料には蕎麦(そば粉)は使用されていません。沖縄そばの粉の原料は小麦粉100%です。その他の原料としては中華麺と同様にかんすいを使いますが、灰汁(ガジュマルなどの亜熱帯の樹木灰を水に溶かした上澄み液)を使用することもあります。

沖縄そばを作る際にかんすいではなく灰汁を使用する場合もある理由は、かつて、かんすいが高価で入手困難な時期があり、灰汁で代用したことです。この当時の灰汁を使う製法の伝統が引き継がれています。

沖縄そばのだしは一般的に和風で、具は三枚肉(沖縄では豚のばら肉の皮付きのことを三枚肉と呼びます)と蒲鉾、ネギが標準的です。沖縄そばは麺が中華麺に似ているにも関わらず、だしが和風であることから、どちらかと言えば肉うどんに似た味です。

また、「ソーキそば」というのは沖縄そばの具の三枚肉がソーキ(豚のスペアリブ)に代えられたものです。

沖縄そばは、そば粉を使用していないという理由で、かつて「沖縄そば」という名称の使用を禁止されたことがあります。そば粉を30%以上使用していない麺には「そば」という名称を認められないという理由からです。

しかし昔から「沖縄そば」という名称が親しまれてきたという歴史的経緯から、この名称を存続させようとする運動が数年に渡り続きました。その結果、1978年10月17日に「沖縄そば」という名称を公正取引協議会から正式に認められ、それ以降、10月17日が沖縄そばの日になりました。