そうめん・ひやむぎ

そうめん・ひやむぎの100g当たりのカロリーと多い栄養を掲載しています。

・そうめん・ひやむぎの乾…356kcal
・そうめん・ひやむぎのゆで…127kcal
・手延そうめん・手延ひやむぎの乾…342kcal
・手延そうめん・手延ひやむぎのゆで…127kcal



多いビタミンとミネラル…含有量(所要量に対する割合)
 ※所要量は18~69歳の男女の平均値で計算


そうめん・ひやむぎの乾

パントテン酸…0.7mg(13.5%)

セレン…16μg(58.2%)
モリブデン…14μg(56.0%)
銅…0.12mg(15.0%)
マンガン…0.44mg(11.7%)


そうめん・ひやむぎのゆで

なし


手延そうめん・手延ひやむぎの乾

パントテン酸…0.52mg(10.0%)

銅…0.14mg(17.5%)
マンガン…0.43mg(11.5%)


手延そうめん・手延ひやむぎのゆで

なし



そうめんとひやむぎの栄養は、他の小麦粉を主原料とする麺(うどんや中華麺など)とほとんど同じです。そうめん・ひやむぎの乾のたんぱく質の含有量は9.5g(所要量の17.3%)で、食物繊維の含有量は2.5g(所要量の13.9%)です。

普通のそうめんやひやむぎよりも、手延そうめんや手延ひやむぎの方が製法の違いから食塩の量が多めです。(普通のそうめん・ひやむぎの乾の食塩量は3.8g、手延そうめん・手延ひやむぎの乾の食塩量は5.8g)

しかし、麺をゆでる際に食塩が湯に溶けるため、ゆで上がった麺の食塩量はどちらも無視できるレベルです。


そうめんとひやむぎは原料に違いがなく、両者を分ける違いは麺の太さです。そうめんとひやむぎの主原料は小麦粉ですが、同じ小麦粉を主原料とするうどんときしめんの分類もそうめんやひやむぎと同様、麺の太さによって分けられています。

麺の太さが長径1.7㎜以上のものが「うどん」と定義され、麺の幅が4.5㎜以上で厚さが2.0㎜未満のものが「きしめん」、麺の長径が1.3㎜以上1.7㎜未満のものが「ひやむぎ」、麺の長径が1.3㎜未満のものが「そうめん」です。


麺の製法には機械打ち、手打ち、手延べがあります。機械打ちと手打ちは製法が似ていて、生地を伸ばしたり切ったりするのを人の手で行うか機械で行うかの差です。しかし、手延べは製法が全く異なります。

機械打ちによる製麺方法は生地を対の回転ロールの間に通して圧延し、切刃ロールで切る方法が一般的です。手打ちは生地を麺棒で伸ばしてたたんで、包丁で線切りする製麺方法です。

手延べによる製麺方法は手間と時間が一番かかります。手延べは小麦粉に食塩と水を混ぜてからよく練り、植物油を塗ってよりをかけながら引き伸ばしと熟成を何度も繰り返して最後に乾燥させる製麺方法です。

手延べにも専用の機械は使いますが、製造工程は昔ながらのままで、麺を仕上げるまでに約35時間もかかります。