キビ

キビの100g当たりのカロリーと多い栄養を掲載しています。

・キビの精白粒…356kcal



キビの精白粒に多いビタミンとミネラル…含有量(所要量に対する割合)
 ※所要量は18~69歳の男女の平均値で計算


パントテン酸…0.94mg(18.1%)
ビタミンB6…0.2mg(16.0%)
ナイアシン…2mg(15.4%)
ビタミンB1…0.15mg(12.2%)

銅…0.38mg(47.5%)
マグネシウム…84mg(26.3%)
亜鉛…2.7mg(25.7%)
鉄分…2.1mg(23.2%)
リン…160mg(16.8%)



キビの精白粒のたんぱく質の含有量(10.6gで所要量の19.3%)は米と比べて多いです。また、食物繊維の含有量(1.7gで所要量の9.4%)は米の精白米と比べれば3倍以上ですが、玄米と比べると約半分です。


キビは五穀(米、麦、あわ、豆、キビまたはひえ)の1つとされ、桃太郎の話で有名なきびだんごの材料(現代ではキビを使わず白玉粉などで作られることも多い)にも使用されていた穀物です。

キビという名前の由来は実が黄色いこととされ、「黄実(きみ)⇒キビ」に変化したようです。

キビは干ばつに強くやせた土地でも栽培できるという性質から、あわやひえと並んで古くから救荒作物として利用されてきました。キビの原産地はインドと推測されていて、中国から日本に伝わったのは弥生時代と考えられています。


キビの栄養を米と比較した場合、キビの方がたんぱく質が豊富な点で優れています。また、キビと米のどちらも精白したものを比べた場合、食物繊維の含有量もキビの方が多めです。ビタミンやミネラルの含有量も全般的にキビの方が多いです。

キビを玄米と比べた場合、食物繊維の含有量は玄米の方が多いです。ビタミンの含有量に関して全般的には玄米の方が多いですが、ビタミンB2に関してはキビの方が多いです。また、ミネラルに関しても全般的には玄米の方が多いですが、亜鉛と銅に関してはキビの方が多いです。