運動しても脂肪が減らないのはなぜ?

運動してるのに脂肪が減らない場合、いくつかの可能性が想定されます。例えば運動してるつもりでも考えていたよりも消費カロリーが少なかった場合、運動後に食欲が増したために余計に食べていた場合などが想定されます。

さらに、体重は順調に落ちているのに体脂肪率だけが減っていかない場合、それは体脂肪計の測定誤差が原因であったりします。

実は運動で消費できるカロリーは思った以上に少ないです。例えばやや速めに歩くウォーキングの場合、体重60キロの人が1時間行っても170kcalくらいのものです。30分であればこの半分です。

分速134mの速度でジョギングを15分行った場合、110kcalほどのカロリーを消費します。いずれの場合もコンビニのおにぎり1個分よりも少ないカロリーしか消費していません。運動だけで痩せるのは思った以上に難しいものです。

運動後は体調もよくなって食欲が増すものです。運動直後が食事の時間だった場合、お茶碗1杯分のご飯は余分に食べてしまいがちです。ジョギングを30分してせっかくカロリーを消費してもお茶碗に1杯分余計に食べていれば運動の効果は打ち消されます。

以上のように、運動だけで痩せるのは非常に困難です。そのため、ダイエットには食事制限も取り入れていく必要があります。どちらかというと運動でカロリーを消費するより、食事制限で摂取カロリーを制限する方が簡単なので体重は減らしやすいです。

さて、ダイエットも成功して体重も順調に減ってきました。だけど体脂肪率だけがなぜか減っていかない…。このような場合は体脂肪計の測定誤差が問題になっている可能性が大きいです。

体脂肪計の誤差により実際の体脂肪率とは異なる数値が示されている可能性があります。例えばさっきお風呂上りに測った時には体脂肪率が20%だったのに、しばらくして測りなおしたら23%だった。このようなことはよくあります。

体脂肪計による測定のしくみは手や足の表面の皮膚から電気を流し、その電気抵抗の度合いで体脂肪率を測定するというものです。

電気抵抗は体のその時々の状態によって変化します。例えばお風呂上りなら皮膚がふやけているでしょうし、運動後に汗をかいて水分が失われた時、寝起きで汗をかいたため水分が失われた時、お水をたくさん飲んだり食事をした後に体に水分を多く抱えている時など、電気抵抗があらゆる状況で変化して体脂肪計の数値を狂わせます。

常に同じ状況で測定するのが体脂肪率を正しく測定するこつです。例えば毎朝寝起きにトイレにいった直後の水を一切飲んでいない状況で測定すれば、測定条件が毎日同じなので体の状況による誤差を防ぐことができます。

また、体脂肪計はメーカーや機種によっても誤差の出方が異なります。例えばスポーツジムの体脂肪計と家庭用の体脂肪計で機種の違いにより精度が異なれば、同じ人が測っても数値が異なる場合があるのです。

だから体脂肪計の数値はある程度の目安として考え、数値が実際とは異なることもあるということを認識しておくとよいでしょう。