パン粉

パン粉の100g当たりのカロリーと多い栄養を掲載しています。

・パン粉の生…280kcal
・パン粉の半生…319kcal
・パン粉の乾燥…373kcal

パン粉には全般的にビタミンB1、ナイアシン、葉酸、パントテン酸が多く含まれています。

多いミネラルはマグネシウム、鉄分、銅、マンガンです。



多いビタミンとミネラル…含有量(所要量に対する割合)
 ※所要量は18~69歳の男女の平均値で計算


パン粉の生

葉酸…40μg(16.7%)

銅…0.15mg(18.8%)
マンガン…0.47mg(12.5%)
鉄分…1.1mg(12.1%)
リン…97mg(10.2%)


パン粉の半生

葉酸…46μg(19.2%)
ナイアシン…1.4mg(10.8%)
ビタミンB1…0.13mg(10.6%)

銅…0.17mg(21.3%)
マンガン…0.53mg(14.1%)
鉄分…1.2mg(13.2%)
リン…110mg(11.6%)
マグネシウム…34mg(10.6%)


パン粉の乾燥

葉酸…54μg(22.5%)
ナイアシン…1.6mg(12.3%)
ビタミンB1…0.15mg(12.2%)
パントテン酸…0.54mg(10.4%)

銅…0.2mg(25.0%)
マンガン…0.62mg(16.5%)
鉄分…1.4mg(15.5%)
リン…130mg(13.7%)
マグネシウム…39mg(12.2%)



パン粉にはたんぱく質が比較的多く含まれています。100g当たりのたんぱく質の含有量はパン粉の生で11g(所要量の20.0%)、パン粉の半生で12.5g(所要量の22.7%)、パン粉の乾燥で14.6g(所要量の26.5%)です。

また、食物繊維の含有量も多めです。100g当たりの食物繊維の含有量はパン粉の生で3g(所要量の16.7%)、パン粉の半生で3.5g(所要量の19.4%)、パン粉の乾燥で4g(所要量の22.2%)です。


乾燥パン粉よりも生パン粉の方が油を多く吸う点が大きな違いです。そのため、揚げ物の衣にサクサク感を出したい場合、生パン粉を使うとよいでしょう。

生パン粉と乾燥パン粉の違いは水分量の差です。生パン粉の水分量は35~38%、乾燥パン粉の水分量は10~12%です。また、その中間である半生パン粉の水分量は20~30%です。

一般的にパン粉の水分量が多いほど、揚げた時に油を多く吸ってサクサク感が強くなります。イメージ的にはパン粉に含まれる水分が、揚げた時に油と入れ替わる感じです。

水分量が多い生パン粉ほどサクサク感が出るため、豚カツやエビフライがおいしく揚がりますが、油を多く吸うだけカロリーも高めです。


パン粉の作り方として簡単な方法は、パンを一口大の大きさに手でちぎってからフードプロセッサーにかけることです。好みの細かさのパン粉になったところで完成です。

たくさん作りすぎた場合はフリーザーパックなどに詰めてから、冷凍庫で保存すれば3週間程度はもちます。また、冷凍庫で保存したパン粉を使う時には自然解凍させればよいでしょう。

フードプロセッサーがない場合、一口大の大きさに手でちぎったパンを手のひらに乗せ、団子を丸めてこねるようにしてもパン粉は作れます。