小麦胚芽

小麦胚芽の100g当たりのカロリーと多い栄養を掲載しています。

・小麦胚芽…426kcal



小麦胚芽に多いビタミンとミネラル…含有量(所要量に対する割合)
 ※所要量は18~69歳の男女の平均値で計算


ビタミンE…28.3mg(419.3%)
葉酸…390μg(162.5%)
ビタミンB1…1.82mg(148.0%)
ビタミンB6…1.24mg(99.2%)
ビタミンB2…0.71mg(51.4%)
ナイアシン…4.2mg(32.3%)
パントテン酸…1.34mg(25.8%)

また、ビタミンK(2μgで所要量の2.9%)とビタミンA(5μgで所要量の0.7%)も微量に含まれています。

亜鉛…15.9mg(151.4%)
リン…1100mg(115.8%)
銅…0.89mg(111.3%)
鉄分…9.4mg(103.8%)
マグネシウム…310mg(96.9%)
カリウム…1100mg(48.9%)

小麦胚芽にある程度含まれているミネラルはカルシウム(42mgで所要量の6.2%)です。



小麦胚芽にはたんぱく質が32g(所要量の58.2%)含まれています。アミノ酸スコアも80ですので、良質のたんぱく質だと言えます。

また、食物繊維の含有量も14.3g(所要量の79.4%)と多く含まれています。


小麦胚芽とは小麦の可食部である胚乳(製粉して小麦粉にする部分)と胚芽のうちの胚芽の部分のことで、小麦が発芽して芽になる部分です。小麦胚芽はビタミンとミネラル、食物繊維が豊富で、アミノ酸スコア80の良質のたんぱく質も豊富に含まれています。

本来、小麦はビタミンとミネラルを含めて栄養価が高いのですが、小麦粉にする過程で栄養価が最も高い部分である胚芽を取り除きます。そのため、小麦粉の栄養価はそれほど高いものではなくなってしまっています。

小麦胚芽に特に多い栄養はビタミンEです。小麦胚芽100gには28.3mgのビタミンEが含まれ、これは所要量の419.3%に相当する含有量です。小麦胚芽を24g食べるだけで1日のビタミンEの所要量を満たす計算になります。

ビタミンEも過剰摂取した場合は健康に悪影響を与えるので注意が必要ですが、所要量のビタミンEを補うことは健康にはプラスになります。

例えば、ビタミンEを食事から摂取した場合、心筋梗塞のような冠状動脈疾患などの予防効果が示唆されています。詳しくは「ビタミンEの効果」参照。